
(マンガは「AI漫画クリエイター」で生成しました)

「え、総理大臣の答弁をAIが作っているの?」
そう聞くと、少し驚きますよね。
でも実際、日本政府はすでに「源内(GENNAI)」という生成AIを導入し、国会答弁の作成支援に活用し始めています。
(最終的な答弁案は官僚が精査して、大臣が決裁。自分の言葉で話すはずですが‥‥😓)
AIというと、画像生成やChatGPT(チャッピー)ばかり話題になりがちです。
しかし今、AIは遊びツールや民間の仕事ツールだけでなく、政治や行政の現場にまで入り始めています。
これはかなり大きな変化です。
「源内」は政府専用のChatGPT
「源内」は、デジタル庁が整備した政府専用AIです。
名前は、江戸時代の発明家「平賀源内」が由来ですね。
簡単にいうと、「国家公務員だけが使えるChatGPT」のようなものです。
ただし、普通のAIとは大きな違いがあります。
それは、「外に情報が漏れない」こと。
国会答弁や政策資料には、当然ながら機密情報も含まれます。
普通の生成AIに入力すると、情報漏洩リスクがあります。
そこで政府は、「閉じた安全な環境」の中でAIを動かせる仕組みを作りました。
現在、18万人規模の公務員利用が進んでいるとも報じられています。
何がそんなに便利なの?
一番大きいのは、「国会答弁」の下書き作成です。
ここ、わたしたち一般の人には見えづらいですが、実は官僚のみなさんは、国会シーズンになると凄まじく忙しくなります。
議員の通告を受けて、
「過去の発言と矛盾しないように」
「法律的に問題ないように」
「以前の答弁との整合性も確認して」
みたいな無茶振りが大量に飛んでくるんですよね……。
しかも期限は短い。
結果、深夜残業が常態化していました。
でもAIなら、過去数十年分の議事録や法律を一瞬で検索できます。
そして、
「この質問には、こう答えるのが自然です」
と、たたき台を作ってくれる。
これは現場からすると革命的です。
ただ、もちろん問題もあります
生成AIには弱点があります。
それは、「もっともらしい嘘」を普通につくこと。
AI用語では「ハルシネーション」と呼ばれます。
存在しない法律を引用したり、過去発言を微妙に捏造したりすることもゼロではありません。
なので、AIが作った文章をそのまま読むのは危険です。
結局、最後は人間が確認しなければいけません。
ここはかなり重要です。
AIは万能ではありません。
「超優秀な新人スタッフ」くらいの感覚が近いでしょうね。
仕事は速い。
でも、たまに危ないミスをする。
だから上司のチェックは必要。
そんなイメージです。
AIは「社会インフラ」になり始めている
AIはもう、「イラストを描く面白ツール」ではありません。
政治、行政、医療、教育‥‥。
そういう社会の根幹に入り始めています。
つまり、AIは「便利アプリ」から、「インフラ」へ進化しています。
では、人間の役割は何になるのか。
これから重要になるのは、「情報を集めること」より、「どう判断するか」。
AIが下書きを作る。
でも、「この国をどうするか」を決めるのは、人間です。
その責任だけは、最後までAIに丸投げできません。
わたしは国会中継を見る時など、それを頭の片隅に置こうと思います。

